トラマドールは、オピオイド受容体に働きかける鎮痛剤です。従来の薬よりも薬物依存や副作用の心配は少なく安心して服用できます。鎮痛作用でお悩み解消。つるかめ薬局

トラマドールは、トラマドール塩酸塩を薬効成分とする医薬品で、解熱・鎮痛・消炎作用があり、癌による痛みや、非オピオイド鎮痛剤で治療困難な慢性疼痛に使用されるオピオイド鎮痛薬です。
WHO（世界保健機関）方式3段階疼痛治療法の第2段階に位置付けられます。第1段階における非オピオイド鎮痛薬（NSAIDs）、例えば、アスピリンやアセトアミノフェンでは、効果が不十分な場合に、次のステップとしてこの薬が処方されます。モルヒネなど第3段階に入る強オピオイド鎮痛薬の前に選択される最初のオピオイド鎮痛薬ともいえます。今後、第2の選択肢として処方される機会が増えることでしょう。
低用量の鎮痛剤であるため、薬物依存や副作用の心配は、従来の薬よりも少なく安心して服用できます。がん患者の方にトラマドールの効果や副作用について臨床実験を行ったところ、9割の方が鎮痛効果があったと報告を受けております。
トラマドールは、中枢及び抹消神経系に多く分布するオピオイドμ受容体に働きかけ、さらに神経伝達物質であるノルアドレナリンとセロトニンの再取り込みを阻害することにより鎮痛作用を発揮するお薬です。トラマドールを服用することで、痛みの信号を抑制する働きがあり、即効性も高く、強い痛みに作用されます。また、慢性的な痛みがある場合（筋肉痛・関節痛）でも利用できます。

中度～高度の痛みをお持ちの方だけのみご使用ください。
通常1回1錠として服用後は5時間以上空けて下るようにしてください。
1日に400mgを超えないように服用してください。

頭痛、傾眠、食欲減退、便秘、悪心、嘔吐、浮動性めまいなど

モノアミン酸化酵素阻害薬、セレギリン塩酸塩、中枢神経抑制剤、オピオイド鎮痛剤、セロトニン作用薬、三環系抗うつ薬は併用注意とされております。
他に治療を受けて、処方されているお薬がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師等の専門家にご相談ください。